高校生年代のゴールキーパートレーニング計画

日本では高校生年代においても、まだまだゴールキーパーコーチがいないチームが多くあるかと思います。

今回はゴールキーパーコーチがいない高校生年代の選手達へ少しでも参考にしていただければと思い、私がチームで行っているトレーニング内容の決め方、計画をご紹介できればと思います。

チームでのトレーニング計画は監督、コーチによって様々ですが、私が指導させていただいている市立橘高校サッカー部のゴールキーパートレーニングサイクル(シーズン中)をご紹介させていただきます。

まず、重要なことはチームのやり方である『プレーモデル』は監督が決めるということです。

当然チームの中でのゴールキーパーの役割も監督が決めることです。

ゴールキーパーにはどのようなプレーをして貰いたいという前提があって全ての物事が進んでいきます。

その中で、我々ゴールキーパーコーチはゴールキーパー選手の成長を軸にトレーニングを構築していきます。(※この部分は高校生年代であれば選手達で話し合うことができると考えています)

そして、毎週以下の3つのことを整理してトレーニングの計画をします。

1)前節の試合で起きた現象での改善点の抽出

2)次の試合で起こり得る現象の抽出(この部分はスカウティングも必要になりますが…)

3)長期的な課題点

以上の3点を1週間の中でどう組み込みお取り込んでいくかが、私の仕事のスタートだと思っています。

具体的にはは以下の様にプランニングしています。

月曜日)オフ
※出来る限り日曜日の夜には前節の試合映像を選手が見られる様にして共有します。(私はYoutubeにアップしてURLを送るようにしています)

火曜日)前節での課題であるプレーを切り取って、問題のあったプレーの反復トレーニング

水曜日)フィジカルトレーニング
※ゴールキーパーは基本的にフィールドの選手とは別でゴールキーパーの動作を行いながら負荷をかけます。ここでは「長期的な課題」を織り交ぜながらトレーニングをします。

木曜日)次節に起こるであろうゲーム状況を踏まえたプレーを切り取って、「プレーの前の意識、判断、実行、プレー後のプラン」まで一連のトレーニング
※フィジカル的な負荷よりも認知、判断の負荷が高いトレーニングを取り組むように考えています。

金曜日)スピード系のトレーニングとリスタートのトレーニング
※少ない本数を正確に速く行えるようにプランします。

シーズン中は以上の流れでトレーニングを組んでいます。

以下の動画は、ゲーム(トレーニングゲーム)で起こったミスをトレーニングする事で次のゲーム(公式戦)で改善できた一例です。

実際には「プレーの実行」だけではなく、選手と「プレー前の準備と予測」なども話し合いながら映像を確認して問題点を伝えますが、ここでは『フロントダイブにおける守備範囲の改善』が必要だと感じたので映像のようなトレーニングを行い、選手自身がどの距離までフロントダイブできるのかを確認させる事でゲームで改善された例になります。

もちろんその際にの技術的な改善点、注意点は伝えた上でのトレーニングになります。

ゴールキーパーコーチがいない高校生は何から取り組んだら良いのか分からない事も多以下と思いますが、ただ闇雲にトレーニングするのではなく、毎週のゲームから出てきた課題に対して毎週1つのポイントにフォーカスして取り組むだけでも1年間で52種類のプレーを改善できます。

是非、自分たちのトレーニングサイクルを確立して、少しでもゴールキーパーを楽しんでもらえるお役に立てれば嬉しいです!

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